電波障害の発生源となる無線機器において、次のような場合の多くは基本波に起因するものである。
設計や調整の不都合が無い場合
電池を電源とする機器で、他の機器と配線が接続されていない場合
携帯電話やPHSによる電波障害もこの部類に当てはまる。
無線機器における基本波は止めることができないので、可能であれば電波の出力電力を低減するか、発生源の機器と障害を受ける機器の間隔を離す。また、障害を受ける機器をシールドすることも有効である。原理的には、障害を受ける機器が電波を受信するための機器の場合には、帯域消去フィルタを接続することにより基本波による障害を防ぐことができるが、この方法は他に比較して非常にコストが掛かり、また基本波以外による障害は防ぐことができないため、できる限り他の方法を検討すべきである。
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無線機器から発生する高調波は、出力側にローパス・フィルター(ある一定の周波数以下の高周波電流のみを通過させる回路)を接続することによって抑制できる。また、障害を受ける側の機器にローパス・フィルターを設けることも効果がある。この場合にも、機器組み込み型の回路のほか、前々項で述べたトロイダル・コアやスナップ・オン・チョークが用いられる。