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ヴィオラ

ヴィオラまたはビオラ (イタリア語 viola) は、西洋音楽で使われるヴァイオリン族の弦楽器のひとつである。長い間独奏楽器としてはほとんど無視された存在であったが、近代以降では独奏曲も数多く作られるようになってきている。合奏や重奏の中では中音部を受け持つ。略号は「Va」または「Vla」。

フランス語ではアルト (alto)、すなわち、声域のアルトと同一の言葉で呼ばれている。ドイツ語名のブラッチェ(Bratsche)はヴァイオリン族の総称であるヴィオラ・ダ・ブラッチョ(viola da braccio)に由来する。

英語では、第2音節にアクセントを置き「ヴィオウラ」と読む。スミレと同じ綴りだが、スミレの意味では第1音節にアクセントを置き「ヴァイオラ」と読むことが多いのに対し、楽器の意味ではそうは読まない。

ヴァイオリンとほぼ同じ構造であるが、低い音を出すために全体が大きくなっていて、特に厚みが増している。ヴァイオリン同様、顎に挟んで演奏する。

大きさ
大きさはヴァイオリンに比べ、胴の長さで50mmほど大きいといわれるが、ヴィオラの大きさは390mmほどから420mmを超えるものまでばらつきがある。アントニオ・ストラディヴァリはコントラストヴィオラ(CV)とテナーヴィオラの2種類のヴィオラを製作している。現在残された、木の内型によればコントラストヴィオラの胴長さは約41cmで、テナーヴィオラの胴長は約47cmである[1]。音響的には大きい方が有利であるが、大きすぎると演奏が困難になるため、演奏者は演奏技術・体格との兼ね合いで自分の弾くヴィオラを選択することになる。日本では405mmほどの大きさが好まれるが、世界的には小さめの寸法であり、ストラディバリウスが製作した寸法から410mm程度が標準とされる。これは前述のコントラストヴィオラの大きさをほぼ継承したものと言える[2]。一方、アメリカ合衆国では大きなヴィオラが好まれ、あるヴィオラ製作コンクールでは「420mmを超えるもの」という条件があるくらいである。また長さのみならず、共鳴箱の容積を大きくとるために厚みを厚めに設計したもの、幅を広めに設計したものなど形もまちまちである。ヴィオラの大きさは、ヴァイオリンより音域が五度下がることから、本来胴の長さがヴァイオリン(360mm程度)の1.5倍の540mm程度であるべきという議論もあるが実際には、きちんと製作され調整された楽器ならば420-430mmあれば十分というのが現在の認識である。もちろんヴィオラの音色は大きさのみによって決定されるものではないのでバシュメットのように標準的な寸法よりも若干小さめのヴィオラで魅力ある音色を出す演奏家もいるが、400mm以下のヴィオラでは本当のヴィオラの音とは言いがたいというのが本格的な制作者にみられる認識である。弦は楽器全体の長さに応じてヴァイオリン用のものより長いだけではなく、同じ高さのヴァイオリンの弦より太い。弓は一般的にヴァイオリンのものより短く、重量は重い。

調弦は、中央ハ音のすぐ上のイ(a?、ラ)音から、完全5度ずつ下に向かって、ニ(d?、レ)、ト(g、ソ)、ハ(c、ド)であり、第4弦のハ音は中央ハ音のオクターヴ下の音となる。この調弦はヴァイオリンより完全5度低く、チェロより1オクターヴ高い。

ヴィオラは基本的にアルト記号で楽譜に書かれるが、高音部にはト音記号も使われる。

演奏法
楽器を左肩に乗せ、顎で押さえて楽器を固定し、左手の指で弦を押さえて音程を決める。右手は弓で楽器の弦をこすって音を出す。ヴァイオリンとほとんど同じである。ヴィオラ用の練習曲や教本においても、セブシック「SCHOOL OF TECHNIQUE for VIOLA」、カール・フレッシュ「音階教本」などもとはヴァイオリン用に作られたものを5度音程を下げて編曲したものが広く使われている。

ほかの弦楽器と同じく、同一曲内で別の楽器に持ち替えることはほとんどない。次の曲ではヴァイオリンと持ち替える。

リヒャルト・シュトラウス『エレクトラ』
アルノルト・シェーンベルク『月に憑かれたピエロ』
ジェイムズ・ディロン『あなたは誰を愛してるの?』
オフチ ふくち ブラン ぶんかく プラント スマ フロック トトッ メタロ ダイオプ ブリキア パタゴニア ライン パラメータ ジューク ハンガー ビエン きつね ピラミッド ビールス バーテン トパバス パーマワ チュリア しろくま そうこ ハラーム ヒューズ デスバ ループ ティーツ ライブ イペリッ ナビオギ シーディ イザベ アカシア こじゅう オールロ ゼット パートナ リソース レサーチ シュツルー ケオキキ レモン ピッチ ラック まくわ トータル

主なヴィオラ曲
JSバッハ - ブランデンブルク協奏曲6番変ロ長調BWV1051
テレマン - ヴィオラ協奏曲ト長調
ベルリオーズ - 交響曲「イタリアのハロルド」Op16 (ヴィオラとオーケストラ)
シューマン - 「おとぎの絵本」Op.113(独奏ヴィオラとピアノ)
ブラームス - ヴィオラソナタ1番ヘ短調Op.120-1
ブラームス - ヴィオラソナタ2番変ホ長調Op.120-2
フェリックス・メンデルスゾーン - ヴィオラソナタハ短調
ヴュータン - ヴィオラソナタ変ロ長調Op.36
ヴュータン - 「エレジー」Op.30
ウォルトン - ヴィオラ協奏曲
グリンカ - ヴィオラソナタニ短調
ヒンデミット - 無伴奏ヴィオラソナタ Op.11-5
ヒンデミット - 無伴奏ヴィオラソナタ Op.25-1
ヒンデミット - 無伴奏ヴィオラソナタ Op.31-4
ヒンデミット - 無伴奏ヴィオラソナタ(1937年作曲)
ヒンデミット - ヴィオラソナタ Op.11-4
ヒンデミット - ヴィオラソナタ Op.25-4
ヒンデミット - ヴィオラソナタ(1939年作曲)
ヒンデミット - ヴィオラ協奏曲「白鳥を焼く男」
ヒンデミット - 「葬送音楽」(ヴィオラと弦楽合奏)
ヒンデミット - 室内音楽5番 Op36-4
レーガー - 3つの無伴奏ヴィオラ組曲 Op.131d
バルトーク - ヴィオラ協奏曲(遺作)Sz.120
ブリテン - 「ラクリメ―ダウランドの歌曲の投影」Op.48(ヴィオラと弦楽合奏)
ショスタコーヴィチ - ヴィオラソナタOp.147
武満徹 - 「ア・ストリング・アラウンド・オータム」(ヴィオラ協奏曲)
クシシュトフ・ペンデレツキ - ヴィオラ協奏曲
アルフレット・シュニトケ - ヴィオラ協奏曲

ヴィオラが活躍する楽曲
モーツァルト - 協奏交響曲変ホ長調K.364(ヴァイオリンとヴィオラと管弦楽)
モーツァルト - ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ト長調K.423
モーツァルト - ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲変ロ長調K.424
モーツァルト - クラリネット、ヴィオラとピアノのための三重奏曲変ホ長調K.498「ケーゲルシュタット・トリオ」
シューマン - 「おどぎ話」(ヴィオラ、クラリネット、ピアノ) Op.132
ドビュッシー - フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ
ベンジャミン・ブリテン - ラクリメ―ダウランドの歌曲の投影 Op.48(ヴィオラとピアノ、作曲者自身による管弦楽伴奏編曲が存在)
武満徹 - 「そして、それが風であることを知った」(フルート、ヴィオラ、ハープ)
リヒャルト・シュトラウス - 交響詩『ドン・キホーテ』Op.35(一部独奏ヴィオラを伴う)
アドルフ・アダン - バレエ音楽「ジゼル」(一部独奏ヴィオラを伴う)

主なヴィオラ奏者
ヴィオラの独奏楽器としての地位を発掘した演奏家(ヴィオリスト)は、20世紀初頭から現代まで少なからず存在する。彼らの登場までヴィオラは、長らく独奏楽器としては無視された存在であった。現在でも「ヴィオラの第一人者なんてものはいない。(それほどの腕があればヴァイオリンへ鞍替えしてしまう)」というジョークが残っている。

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2009年01月26日 17:16に投稿されたエントリーのページです。

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