当初はCD-ROM版が発売され、後にDVD-ROM版も発売された。定価はどちらも税抜き8,800円で声優の音声はない。2006年10月には後述のアニメ版声優を起用した、プレイステーション2版『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』(戦闘パートは『サモンナイト』シリーズのフライト・プランが担当)が発売された。
ドリーム ミリバ すぐき菜 ちそう パンプ ハーフ カバー しゃるどね リニュ バイオ カリソウ ノータック キシャー スモー スンドゥ ずっき じゅんか チンチラ ブタジ カーネ ロゴ チェック アクシオン ロメン 銀色の雨 マスタ ミーゴー パエリ きんあか ディン ワスプ ハロー ジスト パレード たーつぁい オテコ オープン たまりん ジャグ メラノ カーコン ツガWEB アプリ オービタル ハーフ ナビ夕立 エスアイ つくし プレイシ ハイブ
本作品は主人公「ハクオロ」の視点による一人称形式で書かれており、ゲームの流れとしてはアドベンチャーゲーム部とシミュレーションRPG部を交互に繰り返す形である。シミュレーションRPG部の難易度はさほど高くないが、PCのDVD版では難易度を大幅に変更することができる。登場人物達はケモノの様な耳・尻尾・翼などを持ち、アイヌ語に似た響きを持つ独自の固有名詞が頻発したりする。衣類の作りや模様などもどことなくアイヌ風。
PS2版は約2ヶ月で10万本以上を売り上げ、大手通販amazon.co.jpの2006年ゲーム総合部門売り上げランキングではファイナルファンタジーなど人気シリーズタイトルにつぎ、異例の第4位を記録した。
2006年4月から、朝日放送(ABCテレビ)を幹事局に、UHFアニメの形態でテレビアニメ版が放映された。また、本作品は『夢使い』と共に初めてABCテレビで放映されたUHFアニメでもある。
テレビアニメ放送中に開始されたインターネットラジオ『うたわれるものらじお』が関係者ですら予想外だったと語るほどの人気番組となり、様々な波及効果が見られた事も話題となった。
更に2007年12月2日にパシフィコ横浜にて開催されたイベント『アクアプラスフェスタ2007』にて、OVAの制作が決定との発表が行われた。
2008年11月29日に東京厚生年金会館にて開催された『アクアプラスフェスタ2008』で、PSPに移植されることが発表された。
主人公を含むフルボイス化
PS2移植のためのシナリオ&CG改変、及び新シナリオ&新CGの追加
新キャラクターの導入
自由に経験値稼ぎができるフリーマップの実装
複数のキャラで同時攻撃ができる「協撃」の追加
装備&道具システムの実装
その他、戦闘システムで細かい変更点が多数有
同じセーブデータを使う場合、3周目以降に重大なバグ有り。対象ロット等不明?
ある日、とある辺境の山奥にあるのどかな村に瀕死の怪我を負った男が運び込まれる。
決して外れない仮面を着けたその男は、目覚めた時には全ての記憶を喪っていた。彼は村人達に獣のような耳や尻尾がある事や、農作に有用な化学肥料や製鉄などの高度な専門知識を自身が持っている事に疑問を持ち、自分自身とそれを取り巻く世界に感じる微妙な齟齬を訝しみつつも、おおらかで穏やかな村の雰囲気に徐々に馴染み、そこでの暮らしを受け入れていく。そんな中、ある事件が起こり…。
全くの異世界で進行する物語である様に見える本作品だが、実際には未来世界の日本が舞台となっている。そして、作品世界の起源は終盤で明かされている。
本作品に登場する時代設定は、3つに大別される。過去から順に史実との接点である「古代」、後述するアイスマンが発見され亜人間達が生まれた「創成期」、そして「現代」(本編)である。「古代」及び「創成期」についての概要と、最後の「現代」に至るまでの過程を記述する。本作品に於ける時代設定では、現実世界の「現在」が「古代」に相当する。
「古代」において、ある考古学者は立ち入り禁止区画に踏み入り、謎の巨大生物らしき化石を見つけるが、それの存在を隠蔽しようとする者の手によって拳銃で撃たれ瀕死の重傷を負う。その際飛び散った血液の一部が化石にかかり、その化石の意識を呼び覚ましてしまう。願いを叶えるという謎の化石の声に対して死に際した考古学者は静かに眠らせてくれるよう頼むと、その願いは考古学者自らの身体を差し出すことで叶えられ、両者は一体となって永い眠りに就く。
次に挙げる「創成期」では、環境の激変によって地上に人が住めなくなり、人類は地下に潜って生き存えていた。この時代では膨大な時間と技術を費やし地球を再生する事に成功したが、完全に管理された揺りかごの様な施設内で過ごす事となったあまりに永い時間が、自然環境に適応する耐性を人類(以後旧人類)から奪ってしまっていた。
そんな中「古代」の氷河の中から仮死状態のまま凍結された人間が発見され、さらにその男が被っている仮面らしきものは彼がいた時代(「古代」)より更に数百万年以上も昔のものだということが分かる。「創成期」に生きる旧人類が失ってしまった耐性や適応力を持つ「古代」の人類唯一の生き残りである彼を旧人類達はアイスマンと名付け、彼の遺伝子を元にした実験体?動物の耳と尻尾らしき器官をもった生物(亜人間)を作り出し、自分達を地上に適応させるための実験(恐らくは、動物の持つ生命力や環境適応力を人間にも付与する為の遺伝子合成実験とその性能試験)を行う。しかし計画半ばで1人の研究者が情にうたれ、自分達の恐ろしい所業に苦悩した末にアイスマンと実験体たちを地上へと逃亡させる。
地上に逃れた彼らは子を授かり平和に穏やかに暮らしていたが、特に重要なサンプルであるアイスマンを手放したままでは居られなかった旧人類達によって研究所へ強制的に連れ戻され、アイスマンの妻となっていた実験体ミコトは解剖されてしまう。これに激怒したアイスマンは突如巨大な異形へと変貌、我を忘れて暴走し衝動の赴くままにその力を振るい出す。死を恐れ、強靭な肉体を求めて愚行を繰り返す旧人類達を、怨嗟と皮肉を込めて未来永劫死ぬことの出来ない、とても生物とは思えないような赤い異形の粘液体へと変異させ、また緊急異常事態に他施設からの断絶や攻撃を恐れる声を聞き、彼ら以外の施設の全てを一瞬にして破壊した。アイスマンは深い愉悦を感じつつも同時に制御不能になった自分の破壊衝動を止めることを望む様になる。その想いを受けた特別な実験体であるムツミが『死』という形で願いを叶えようとし、施設をハッキングして人工衛星からのレーザー攻撃を敢行するも彼を殺しきることは出来ず、仕方なく『眠り』という形で封印する事で、彼のその望みはようやく叶えられた。
その後、相反する感情を抱えたままの彼は封印の内で何度となく目覚めと眠りを繰り返し、いつしかその意識は「分身(ぶんしん)」と「空蝉(うつせみ)」のふたつにはっきりと分裂してしまう。
かくして旧人類は滅亡し永い時が過ぎ行くに従い、研究所に捕らわれていた実験体(亜人間)達は旧人類たちの束縛から解放されて野に広がり文明を築いていった。機能の殆どを失った研究所の施設はムツミを始祖とする宗教國家「オンカミヤムカイ」によって「聖地」として封印され、一部の者を除いてほぼ全ての亜人間達は自分達の起源を忘れ去った。
以下、この「大陸」に多くの亜人間達が暮らす時代を「現代」として本作品のストーリーは進行する事になる。
地理
本作品の世界は「古代」でいう日本列島が主舞台であり、他の大陸も存在するが未登場である。しかし、「古代」とは違い地軸が異なり、陸の形もわずかに違う。作中の地図では「古代」の千葉が最南端になっており、東北側が東、近畿側が西である。また、クンネカムンの首都は「古代」の石川県金沢市と一致する。
「現代」では、大陸の中央にシケリペチムがあり、その東方にケナシコウルペ(後のトゥスクル)、北西にはクンネカムン、南西にはオンカミヤムカイがある。ケナシコウルペの東にクッチャ・ケッチャがあり、南にナ・トゥンクがある。クンネカムンの西にはエルムイやヌンバニ、ハップラプをはさみ、ノセシェチカがある。大陸中央北側の沖合にはサハラン島がある。形状が佐渡島に酷似しているこの島はクンネカムンの領土であり、硫黄の匂いが漂っている。
文化
科学技術水準は「古代」に於ける産業革命以前の様相を呈しており、機械文明と言っていいものは最先進国でも存在しない。蒸気機関もいまだ開発されておらず、原始的なカラクリがちらほら見える程度。主な移動手段は徒歩、またはウォプタル(「ウマ」と呼ばれる二足歩行トカゲ)である。戦争レベルは、空路での運搬推力となりうる飛行技術・生物が作中に登場せず空爆の手段が確立しておらず、大量殺戮兵器を実現するほど科学が発達していない世界において有効な集団攻撃手段となりうる「法術」を扱え、また作中に登場する中では唯一飛行出来る種族の国家であるオンカミヤムカイは、自分達を厳しい戒律で縛り、道を外れるものと法術技術の流出を防いでいる。そのためこの世界での戦争行為では、ほぼ全て地上での歩兵・騎兵・弓兵・中世のバリスタのような設置型大弩弓が用いられ、短期間で戦局を左右する方法が存在しないため、血で血を洗う戦國時代の真っ只中である。
地方によっては奴隷制が残っており、基本的に國の法は國、ひいては國の皇が自由に決定している。トゥスクルやカルラゥアツゥレイのように、圧政や虐待に耐えかねた民や奴隷が反乱を起こし、そのまま皇を討ち新たな皇を立てて國を興す事例も発生しており、結果的にいつまでも戦乱が終わらない連鎖が続いている。『オンカミヤムカイ』は國家間調停者として、ウィツァルネミテア信仰を足がかりに國師(ヨモル)を各國に派遣し、同盟を組ませるなど無益な争いを未然に防ぐよう働きかけている。
宗教
作中に登場する宗教はウィツァルネミテア信仰、オンヴィタイカヤン信仰の2つがあり、世界の大半はウィツァルネミテアを信仰している。またこれら2つの信仰が崇める神はそれぞれ対立しているため、数や勢力で劣るオンヴィタイカヤン信仰は冷遇される傾向にある。またウィツァルネミテア信仰を推し進めるオンカミヤムカイは『調停者』を名乗るがゆえ他國に直接的な武力介入・支援は出来ないため、1度加速してしまった戦争への勢いを止める術を持たない。
両者とも神話自体は共通しており、「オンヴィタイカヤンが人間を創造したが、ウィツァルミテアがそれを打ち破り、人間たちを解放した」と語られる。おそらく旧人類(オンヴィタイカヤン)とアイスマン(ウィツァルミテア)をモデルにしたものと思われる。
種族
作中には動物の耳、尻尾などが生えている『亜人間』たちが登場する。登場人物はほぼ全て『亜人間』であり、彼らを中心としてストーリーが進むことになる。彼らは種族ごとに外見または能力的に特徴があり、基本的には種族ごとに集落、國を形成している。また彼らは火神・水神・土神・風神(ヒムカミ・クスカミ・テヌカミ・フムカミ)と呼ばれる『神』を1人1柱ずつ宿している。母性遺伝がかなり強いようである。「我らの血は母親から受け継ぐものだろう」というセリフや、耳の外見が違う異母兄妹が登場するように、耳や尻尾などの特徴は母系遺伝である。ただし女性に優秀な男性と子を成し、その血を受け継がせることを務めとしている種族も存在することから、父性遺伝子も機能していることが分かる。
以下に代表的な種族を列挙する。
オンカミヤリュー族
天使の如き翼を持つ。他種に見られる獣耳と尻尾は無い。特殊な祈りと呼吸・発声法を組み合わせた詩を唄うことにより、物体転移などの奇跡の如き現象を引き起こす「法術」と呼ばれる術に長けている。大神『ウィツァルネミテア』を信仰する者達の総本山である宗教國「オンカミヤムカイ」を統べ、他の國家間の争いを早期終結させるための緩衝材としての『調停者』の役割を果たしている。大量殺戮兵器の登場しない(『浄化の炎』を除く)世界において唯一それに匹敵する力を操る種族だが、術者達は厳しい戒律と信仰で道を外れる者が無い様教育される。登場人物ではウルトリィ、カミュなどが該当する。
ギリヤギナ族
虎のような耳、尻尾が特徴。戦闘に特化した肉体を持つ一族で、それゆえにどんなに飲み食いしても体形が変化せず、総じて戦闘に向いた引き締まった体格に落ち着く。腕力・膂力などの基本運動能力が他の種族より飛びぬけており、体術の型や技を必要としないスタイルをとる。かつては強國「ラルマニオヌ」を治めていたが、強さに奢った為かシャクコポル族に反乱を起こされ滅亡し、奴隷へと身を窶した。登場人物ではカルラ、デリホウライらが該当する。
エヴェンクルガ族
高地に住む少数民族、卓越した肉体的・精神的強靭さと「義」を貫く為なら死をも厭わない清廉さにより他の種族から畏敬の念を抱かれていて、「義はエヴェンクルガにあり」とまで言われる。自らの眼で自分たちが仕えるにふさわしい主を選び付き従う。戦の際にはその存在が戦場の士気にかかわるほどであり、自軍にエヴェンクルガ族がいるということは大儀は自分たちにあるという証である。鳥類の羽のような耳が特徴。登場人物ではトウカ、ゲンジマルが該当する。基本的に一族の里を出るのは男性のみで、トウカのような女性が里を出るのは優秀な血(子孫)を里にもたらすという使命を帯びているためである。
シャクコポル族
過去、大いなる父『オンヴィタイカヤン』によって寵愛されていたとされる種族。大神ウィツァルネミテアによってかの神が滅ぼされた際、他種族の嫉妬を買って「穴人」という蔑称で卑下され迫害された。兎のような耳を持ち、肉体的には全種族中最弱といわれている。それらの要因からかつては奴隷以下の扱いを受けていたが、20年程前にクーヤの父が「血の契約」によりアヴ・カムゥを入手することでギリヤギナ族に反乱を起こし、ラルマニオヌを制圧しその地に三大強國の1つと称される巨大単一種族國家「クンネカムン」を築いた。しかし未だ他の種族からは対等に見られておらず孤立している。登場人物ではクーヤ、サクヤらが該当する。